猫背って何が問題? 姿勢で起こる体の不調について解説!

猫背って見た目だけの問題で、あまり気にしていない方が多くいらっしゃいます。猫背によって起きる頭痛やめまい、肩こりなどの原因にもなり、このような姿勢の乱れを放置してしてしまうと症状が悪化してしまうので注意が必要です。今回はそのような姿勢で起きる問題点を解説していきます。

頭の重さってどれくらいあるの?

普段生活していて自分の頭の重さって気にしたことがありますか?恐らくそれほど気にしている方は少ないのではないでしょうか。
実際頭の重さは個人差があるものの大体4〜5キロ、ボーリングの球でいうと11ポンドほどの重さがあります。それなりの大きなスイカを頭に乗っけているようなものです。
4つ足動物に比べると人間は2足歩行で行動しますが、体の一番上に重い頭が乗っていて非常に不安定です。猫背は、この重い頭が体の重心線より前に出た状態が継続してしまっています。

ストレートネックと猫背の問題

まず人間の骨格についてお話したいと思います。体の一番上に頭蓋骨があり、それを支える背骨があり、上から頚椎が7個、胸椎が12個、腰椎が5個、仙骨と尾骨という構成です。その背骨は生理的にS字状に湾曲をしています。頚椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯、仙骨は後弯、尾骨が前弯しています。

ここで問題なのが、頭が前方にもたげること頚椎の前弯が消失して真っ直ぐになってしまうのがストレートネックです。さらに、そこからつながる胸椎の後弯が強くなってしまうのが猫背(円背)と言われる状態です。

原因の一つには、皆さんが毎日必ず触れているスマホの長時間使用による不良姿勢が挙げられるでしょう。
統計的には、2023年〜2026年にかけて1時間未満の割合は48%~31%と短くなっていますが、逆に4時間〜6時間未満→12%~23%(2倍)に増えていると言われています。10代女性は過半数においては4時間以上も使用されているようです。

また、スマホの使用に限りませんが、長時間のデスクワークに携わること方は1日中パソコンに向き合って作業していると考えると、首周辺がガチガチになってしまい、そのことで起きる頭痛や肩こり、めまいと言った症状を訴える方が多く来院されています。

頭痛とめまいの原因筋と神経とは

ここで専門的な話にはなってしまいますが、特に頭痛に影響する筋肉で重要なのが、胸鎖乳突筋と後頭下筋群です。この筋肉からは頭痛に関係する神経が大後頭神経、小後頭神経、大耳介神経などです。これらの神経は後頭部から側頭部の頭痛を引き起こします。
また、後頭下筋群は頭を支えながら目の動きや頭の位置を細かく調整しているはたらきをして「第二の眼筋」と呼ばれることもあるので、めまいの原因にもなります。

これらの筋肉などが頭痛を引き起こしたり、めまいやその他関連した症状の原因になっていることが多くあります。あくまでも代表的な筋肉ですが、当院ではしっかりとこれらの筋肉やそれに絡んでいる神経を考えて施術するように心がけております。

猫背は胸郭を狭めて呼吸の妨げに

猫背の問題は上記でお話しした各症状以前に、その状態で長くいると多くの問題に関わってきます。猫背は背中が丸まってしまうので、胸郭を構成する肋骨を縮こまらせて呼吸が浅くなり酸素が取り込みづらくなります。脳への酸素の供給が減ると集中力や思考力も低下しますし、体において酸欠の状態は各内臓機能の低下に関わってきます。このブログをご覧になっている方がきっと抱えているであろう症状は、猫背でいることで頭を支えている首、肩、背中の筋肉などさらに緊張が強くなって肩こりを引き起こすでしょう。
猫背の状態でデスクワークやスマホを眺めていることは、局所的な筋肉に対する問題に留まらず、全体的な体の機能に悪影響を与えてしまいます。

自分で改善する猫背解消法

では、このような姿勢を解消するための解消法としてのセルフケアを紹介いたします。

「日常座っている時のポイント」

  • デスクワーク中は1時間に1回は胸を開くように体をおこし、背中を伸ばすようにする。
  • パソコンやスマホはなるべく目線の高さで使用する。
  • 座っているときは骨盤を立てて座面の奥までしっかり座る。

「肩甲骨周りのストレッチ」

  1. 両肩の鎖骨の外側に手を置き、肘を上方向〜後方〜下方向に大きく縁を描くように回す。
  2. 手のひらを内側にバンザイをして、腕を下げながら手のひらを外側に開いていく。

まとめ

今回は猫背に関する悪影響について体に起きる頭痛や肩こり、その対処法などについてお話ししてまいりました。「姿勢を正す」ことは、体のバランスを良い状態に保つということでもあり、日頃あまり気にしていない猫背などの不良姿勢は日常のちょっとした不具合の原因になっています。足の問題で言えば、扁平足や外反母趾や、女性が多く罹患している変形性の股関節、膝関節症なども姿勢やバランスの問題と多く関係しています。
頭痛やめまい、肩こりなど症状が軽いといってそのままにせず、このような症状でお困りの方は、当院にいつでもお問い合わせください。

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